vol.27 会社の数字と関係する『経営者の直感と実感』

 意外かもしれませんが、M's Factoryでは、固定費・変動費といった経費の内容をチェックしたり、粗利益率等の指標を確認するにあたっては、経営者の直感と実感を大切にしていま。

 例えば、経理システムがうまく稼動していない場合、出てきた資料と経営者が思い描く 数字とのズレが生じてしまいます。

 いわば、イメージとのズレがあるわけですから、そこには何らかの問題点があると 考えられます。(この場合、不思議なほどに経営者の直感は的中しています。
もちろん、その根拠についても必ず確認させて頂きます。)

 これは、経営者が、その商売の専門家だからこそ、出てきた数字を肌で感じることが できるかどうかが理解できるのだと思います。

 不思議なことに、経理システムが稼動し、経営者が見たい数字がしっかりと見える ようになると、経営者は直感で感じる経営と、数字を通して得られる実感が、一致 することになります。

 まさしく、貸借対照表や損益計算書を通して作成される数値資料は、経営者が日ごろ、 イメージ(直感)で行っている経営を実感させるツール(手段)ではないかと思えるの です。

 だからと言って、細かい数字にまで全て目を通すということではありません。

 大きな数字(売上高、売上総利益、営業利益、経常利益、キャッシュフロー等)に ついては、経営者も毎月必ず目を通し、それぞれの利益率についても確認して、直感と 実感を得られるようにしなければなりません。

 この直感と実感が合致してくると、不思議なことに、経営者の考える経営戦略に 数値根拠が伴ってきます。

 そうなると、より正確さを増した経営ができるようになると言うことです。

 これからの時代の経営者は、数字に強い経営者でなければなりません。

 「数字のことはわからない」「経理担当者任せにしている」ではなく、経営者自身の 直感を、数字を通じて実感に変えられるように、数字と向き合う経営を心がけましょう。