vol.43 『締め日(〆日)』対応法

 どの会社でも締め日というものが存在します。

 会社によっては、請求日の締め日を毎月一回に統一している会社もあれば、得意先に よって、5日、10日、15日、20日...というふうに、変更している会社も多数あります。

 これに対して会社の会計期間ですが、上記の請求の締め日と必ずしも統一していないのが 現実です。

(確かに、得意先によって締め日が変わっていたら、その時点で、会計期間の締め日とは 合いませんよね)

 しかも、同様に仕入や取引業者からの請求書も会社の会計期間と一致していない場合も 数多くありますので、試算表で毎月の結果を見ようとしても、全ての取引先の締め日が、 会社の会計期間に合っていない場合、一ヶ月の正確な経営成績(数字)を見る事は不可能に なります。

 その上、毎月の在庫管理をした数字を計上すると、棚卸は、会計期間に沿って (20日や末日で)計上するので...、こうしてブログを書いている私もわけがわからなく なってしまいます(苦笑)。

 では、どうすればいいのか?

☆経営者は、正確な数字が知りたいんです。

☆経理担当者は、無駄な労力をかけたくないんです。

 答えは簡単!両者の見解を一致させる方法が、実はあるんです。

 それは、会計ソフトに入力する際に、得意先ごとに締め日を2回にわけるんです。

 一つは、得意先の締め日、そしてもう一つは会社の会計期間の締め日、その2つの入力を すればいいというわけです。

 言葉だけではわかりにくいので、例をあげて説明しましょう。

(例)得意先の締め日...毎月20日

   会社の会計期間の締め日...毎月末日

 この場合、1日~20日まで、そして21日~末日までの仕訳を入力しさえすれば いいということになります。

 この処理に対して、経理担当者の中には「めんどくさい」と思われる方がいらっしゃる かもしれません。

 ですが、毎月得意先に請求書を出す際に、一か月分の納品書をチェックしますよね?

 その際に、この2つの期間で集計を出すだけでOKなんです。

 あとは、会計ソフトに入力するだけ!

 それだけで、得意先の売上債権の残高管理もできるし、会計期間ごとの売上推移も チェックできるし、一石二鳥です。

 これは仕入・経費についても同様の事がいえます。

(といっても、あまりにも細かい経費は業者側の締め日のままで構いません。あくまで、 大口の取引先について、売上と同様に2つの締め日を使っていただくだけでいいんです)

 会社によっては、在庫管理に力を入れているものの、なかなか思ったような数字 (粗利益額、粗利益率)が出ない!と悩んでおられるかもしれませんが、原因は在庫 だけではないんです。

 会社の会計期間にあわせて、売上と仕入、経費をきちんと計上して、その上で在庫 管理をきっちりと行えば、数字は正確に出るようになっているんです!

 長くなりましたが、ご覧頂いた皆さん、納得して頂けましたか?

 この方法を実践しておられる会社は、実のところ少ないんです。

 ですが、この方法を採用しさえすれば、経営者の悩みも解決できますし、経理担当者の 業務効率も維持できます。

 単純ですが、優れた方法なんです。

 皆さんの会社でも試算表の中身がどのように構成されているか確認してみて
ください。